眠ノ記

寝言と黒歴史を丁寧に磨いてお出しします

『龍が如く6 命の詩。』芸能人レビュー

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レビューも3回目。どんどんいってみましょう。『龍が如く6』は、人気シリーズを長年支えた主人公・桐生一馬の最終章。ビートたけしさんの舎弟役に宮迫さんという、タイムリーな作品です。

 

今作の出演芸能人は… 

 

 

※実際のビジュアルは以下参照(要スクロール)。

ryu-ga-gotoku.com

 

 

ビートたけしさん(広瀬徹役)

見た目:★★★★★★★★☆☆ 8

  声:★★★★★☆☆☆☆☆ 5

演技力:★★★★★★★☆☆☆ 7

広島の末端組織・広瀬一家総長。たけしさんほどの大物になると登場シーンだけでお金が取れますね。かといって「何をやってもたけし」状態になることもなく、キャラクターとして成立しています。兄貴ではなく親っさんと慕われるたけしさんは、意外と珍しいのでは。

演技はゆったりとして貫禄十分。声も思ったより聞きやすいですね。中でも印象に残ったのは、回想シーンで若いときのたけしさんが登場したこと(ツービート時代くらい)。声の演技は別人も別人で違和感満載ですが、面白い試みだと思いました。

 

宮迫博之さん(南雲剛役)

見た目:★★★★★★★☆☆☆ 7

  声:★★★★★☆☆☆☆☆ 5

演技力:★★★★★★★★☆☆ 8

広瀬一家若頭。たけし軍団の一番弟子を務めます。誰彼かまわず喧嘩を売り、何かと殴られがち。その点、(失礼ながら)宮迫さんの頑丈そうな顔のおかげであまり心配せずに済みます。声はヤクザにしてはちょっと爽やかすぎるかもしれませんが。

もともと演技力に定評がある上に、広島弁の指導をみっちりと受けて臨んだ本作。さすがの安定感でストーリーを引き締めます。

「そのお金は受け取れんよ、キヨちゃん」

 愛する女性からのみかじめ料を固辞する宮迫さんの男気。今となっては複雑すぎる。

 

藤原竜也さん(宇佐美勇太役)

見た目:★★★★★☆☆☆☆☆ 5

  声:★★★★★★☆☆☆☆ 6

演技力:★★★★★★★☆☆☆ 7

広瀬一家舎弟。結果として損な役回りというか、龍が如くファンからの風当たりをモロに受ける形になってしまいました。「藤原許せねえ」 なんて声を見かけるたび、心が痛みます。

これまで芸能人起用のキャラクターは、続編で登場しないようガッツリ本編に絡むことはありませんでした(あっても大体死ぬ)。今作は最終章ということで大きく巻き込まれた形ですね。

批判騒ぎの陰に隠れてあまり言及されないものの、きっちりと役割を果たしています。むしろ『龍が如く3』にも出演して結果を残した藤原さんだからこそ、この程度の批判で済んだのではないでしょうか。

 

大森南朋さん(巌見恒雄役) 

見た目:★★☆☆☆☆☆☆☆☆ 2

  声:★★★★★☆☆☆☆☆ 5

演技力:★★★★★☆☆☆☆☆ 5

広島に広く利権をもつ巌見造船の二世社長。藤原竜也さんほどではないにしろ、龍が如く6・被害者の会に名を連ねる人物です。

大森さんがどう悪いというのではなく、むしろ大森さんを使ったからこそ、どんなに味のあるキャラクターなんだろう?とハードルが上がってしまった感があります。

ところが結果は肩透かし。偏執的というわけでもない。頭が切れるわけでもない。たぎるようなコンプレックスがあるわけでもない。もちろん強くもない。キャラに中身がなく、宝の持ち腐れでした。そんなのが桐生一馬の最終章に立ちはだかるというんだから、ファンの批判も推して知るべし。

 

小栗旬さん(染谷巧役)

見た目:★★★★★★★★★☆ 9

  声:★★★★★★☆☆☆☆ 6

演技力:★★★★★★★☆☆☆ 7

東日本一の巨大組織、東城会の若手筆頭。これまでの龍が如くにはなかった薄顔と、シュッとしたたたずまいはとても新鮮。悲壮感がまったくなく、良くも悪くも桐生一馬のライバルになりそうもないその風貌は、確かに新時代の幕開けを象徴しているように見えます。

演技は相当うまいはずなんですが、次に紹介する方との絡みが多くて素直に評価しづらいんですよね…。ということで次。

 

真木よう子さん(笠原清美役)

見た目:★★★★★★★★★★ 10  

  声:★★☆☆☆☆☆☆☆☆ 2

演技力:💀喋らすな危険

そりゃ見た目は抜群です。上京して夢破れ、故郷・尾道の港町でひっそりとお酒をふるまうワケありのママ。そこに真木よう子と聞けば、牡蠣と日本酒くらい合いそうなもの。

ただ、それは実写でこその話。彼女の声だけを立たせて演じさせるのは、あまりにも危険な試みでした。スポーツ選手のCM、はたまたペッパー君の配偶者。本田翼も裸足で逃げ出すメカが如き棒読みの世界が繰り広げられています。

ある意味ストーリー以上に、龍が如くチーフプロデューサー・横山さんへの信頼が揺らいだキャスティングでした。

 

 

と、今回はここまで。

本作は思い入れのあるファンほど心をえぐられる衝撃的展開に加え、過去作に比べると常連キャラクターの出番が大幅に少なく、「芸能人に金を使ってるから本編が疎かになるんだ」といった手厳しい声も目立ちました。

それでも冷静に見ると、ほとんどの演者さんが質の高いパフォーマンスを発揮されていたように思います。

ただ本当に声演技が向かない人って、いるんですよね…。