眠ノ記

寝言と黒歴史を丁寧に磨いてお出しします

経験者が語る、長期ニートの就活戦略(後編)

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ニートの就活戦略後半戦。今回は、具体的にどうやって内定を勝ち取るかをアドバイスニート経験のないアドバイザーに比べると、泥臭く実践的な方法をお伝えできるかと思います。

 

後半の目次

 

 


面接はざっくり分けて4タイプ、理想の展開を考える

A. 対話タイプ(人柄重視)

B. インタビュータイプ(経歴重視)

C. クイズタイプ(知識重視)

D. 体育会系タイプ(耐性重視)

 

4つ挙げてはみましたが、選ぶ余地はありません。ニートはとにかくAをひかなければダメです。

Bはキャリア的に不利だし、Cみたいに知識を試す減点方式のやり方は粗探し大会になりがち。Dは入るだけなら簡単ですが、人間関係が近くて色々大変です。ニートは多少給料が低くても、福利厚生が充実している会社を選ぶのがベスト。そのためには、フラットに話ができる方と出会いたいんです。

一方的な品評会ではなく、本当の意味の「面談」ですね。

 

目安として、SNSで悪ノリしてる会社は✖。「ファミリー」「人財」と不自然に結束を強調している会社も怪しいです(モノ→カネに言い換えただけ。センス0の言葉遊び)。多少フレンドリーでも、あくまでビジネスライクな距離感を保てる関係でないと続きません。冷静に年間休日数と残業を見ましょう。

ニートの社会復帰って想像以上に人疲れするんですよ。いきなり他人の家に入っていくなんて嫌でしょう。 

 

 

内定を取る小技を伝授しよう

さて、いよいよ具体的な技の説明です。〈正攻法〉〈ニートならではの技〉〈緊急必殺技〉の3種類をご紹介しましょう。

 

正攻法:質問タイムが最重要

どんな面接でも必ず聞かれる質問があります。それは、

「そちらから何かご質問はありますか?」

というもの。個人同士でも、仲良くなりたい人に質問されるって嬉しいじゃないですか。それは企業も同じ。会社リサーチの段階で、いくつか気の利いた質問を考えておきましょう。くれぐれも早い段階で待遇面を聞くのはやめてください。いわゆる彼氏面というやつです。

 

ちなみに僕は、

・業界で話題のテーマ
・応募した会社について、インタビュー記事などを見ないと分からないくらいの質問
・ゆるふわの質問

の最低3個は用意します。

ゆるふわっていうのは、会社が明らかに遊び心でつくってるコンテンツとかその辺ですね。女性の顔やスタイルじゃなくて、アクセサリーを褒める感覚。

 

あと、これは多少間合いが難しいんですが、

「なんでこんな私を呼んでくださったんですか?」

と自虐方面に行くのもひとつの手です。ぜひ面接を受けたかったので嬉しい驚きでした、なーんて軽くゴマもすりつつ。

 

 

ニートならではの技:すべては個性、逆手にとって印象づけろ

面接の帰り際、会社の入り口やエレベーター前辺りで、

「ブランクがあるにも関わらず、真剣に向き合ってくださって嬉しかったです」

といった生身のコメントを残しましょう。

これは、僕がニート明けで初めて面接に臨んだ時に心の底から湧き出た言葉。相手の社長さんは一瞬驚いた顔をしたあと、ゆっくりうなずいて僕の肩を叩いてくれました。テクニックと呼ぶとすごく嫌らしいんですが、本気で臨む会社相手にはそれくらい素直に自分をぶつけてみるべき。

 

正直、内定の決め手になるほどの破壊力はありません。ただライバルがそこまで強くなければ、キャンセル待ちというか、熱意枠でリストの3番手くらいには入れます。実際、面接を受けてから1か月後くらいに、謎の電話がかかってくることが何回かありました。内定者が辞退したか、試用期間中にやめたんでしょうね。

 

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僕は100円のパンから100万円単位の高額商品まで売ったことがありますが、金額にかかわらず、マニュアルにない手書きのメッセージにこそ力があったりするものです。

 

 

緊急必殺技:体育会系はワンパンKO

じっくり面接を受ける方法を解説してきましたが、中には「今月中に働かないと家を追い出される」くらいに状況がひっ迫した方もいるでしょう。そんなときは仕方ないので、面接タイプ別Dの体育会系を狙います

体育会系は基本的に根性しか見てませんから、戦略はシンプルです。ガッチリと防御を固めていきましょう。おめー声ちいせーなとか、元気ねーなとかはただの挨拶ですので気にしないでください。

 

そして次が重要。

「この会社で何したいの?」と言われたら、

「たくさんお金を稼ぎたいです」「人生を変えたいです」が模範解答です。これだけは機械になったつもりで暗唱すべし。

まず受かります。ただ、入ったらほとんどブラックです(少なくともニートの感覚では)。お金のため、自分自身を変えるためと強い覚悟をもって挑むように。酷すぎたら早めにクーリングオフを。

 

↓懸念材料の一例です。

・初日から残業
・20歳くらいの子が主任(ほぼ全員役職つき)
・事務員がどうみても元ヤン
・大仰な神棚がある
・やたらと黒が多い
・社員同士が付き合いまくり

 

 

以上、長期ニート経験者の就活戦略でした。いかがでしたでしょうか。 

正直なところ、選り好みしなければ就職先はあります。ただ、人生割り切れないからこそニートになっているわけで…その葛藤を無視してアドバイスする専門家のなんと多いことか。

良心的な会社はどんな特徴があるのか。会社と社員の適切な距離感とは。そのあたりをもっと丁寧に指導するべきなんじゃないでしょうか。

誰だってむやみに傷つきたくないよね。