眠ノ記

寝言と黒歴史を丁寧に磨いてお出しします

パワプロで学ぶ将棋棋士①(全4回)

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200人足らずの少数精鋭ながらキャラが濃いことで知られる将棋界。将棋が詳しくない方でも魅力が伝わるように、パワプロで再現してみました。野球がわからない方でも読めるようにコラムを書いているので、ちょっとでも興味あったら見てみてくださいね。

※羽生世代以降の棋士、全盛期想定(全員じゃないです)
パワプロ2018、PS4版で作成
※ユニフォームは将棋連盟の野球チーム・キングスを再現

 


 

*能力画面の見方参考*

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上はあくまで基本。あとは実績や有名なエピソード等を参考に、数値や特殊能力を調整しています。いや、あくまで僕の勝手なイメージですよ。

 

ではさっそく棋士番号(背番号)順にご紹介。

 

 

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羽生善治九段 永世七冠

【'19順位戦】A級 【タイトル獲得】99期(登場136回) 将棋連盟プロフィール

いきなりクライマックス。7冠独占、永世7冠、タイトル99期など、大記録を現在進行形で打ち立てる第一人者です。野球と同じで、将棋のタイトルは1期でも取れたら一生自慢できるほどの快挙。それを99期というのはとんでもないことなのです。

羽生さんの特徴は、名前の通り羽が生えたように自由な棋風と、相手の得意球をあえて迎え撃つ好奇心。一説によると超多忙でじっくり研究する暇がないため、実戦の中で相手の良さを吸収しながら成長しているのではないかとも言われています。

ということで、本来1つあれば強力な金特をたっぷりつけてみました。有名な羽生マジックは金特「魔術師」(後ろに速く走れる能力)で再現。

 

 

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佐藤康光九段 ※永世棋聖

【'19順位戦】A級 【タイトル獲得】13期(登場37回) 将棋連盟プロフィール

現・将棋連盟会長でありながら、将棋界のトップ10であるA級をキープするとんでもない方。若手時代に羽生さんと共同研究していたことでも知られています。

かつては「緻密流」と称される繊細な指し方だでしたが、打倒・羽生さんを誓って棋風をダイジョーブ博士級に大改造。結果、誰にも真似できないほど破天荒なスタイルになってしまいました。ファンは敬意をこめて”変態流”と呼びます。良い子はマネしちゃダメ。

ニックネームは "モテ”(単にモテた説。本人は否定)"1秒間に1億と3手読む男” 。バリスタとして珈琲をふるまい、バイオリンをたしなむ一面から、金特「アーチスト」(強振時にホームランが出やすくなる)をつけました。

 

 

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先崎学九段

【'19順位戦】C級1組 【タイトル獲得】0期(登場0回) 将棋連盟プロフィール 

羽生世代のひとり。ファンの間では "せんちゃん" と呼ばれ親しまれています。NHK杯(日曜日の朝のテレビ棋戦)優勝やA級経験こそあるものの、タイトルには縁がありません。

緊迫した場面でもおしゃべりなので、昔は「先崎黙ってろ」とイジられることもありましたが、黙っていてもすごいのがせんちゃん。近年では闘病から復帰の日々を綴った著書『うつ病九段 』を出版するなど、文筆家としての評価が高まっています。

第76期名人戦のPVに寄稿した『昇る落日』では、羽生さんを落日に、ともに歩んだ自分自身を「かつて太陽の下で賑わったレストランの店主」になぞらえて表現した名文です。人の魅力を引き出す能力は、金特「球界の頭脳」(最高のリード能力)にふさわしい。

 

 

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屋敷伸之九段

【'19順位戦】B級1組 【タイトル獲得】3期(登場7回) 将棋連盟プロフィール 

幼少期から全国に名を知られた北海道の天才少年。最年少タイトル記録(18歳)はいまだ破られていません。ただし将棋界の基本ランクである順位戦では長らくふるわずC級に停滞。将棋界の七不思議とまで言われました。本人は本人で「勉強しないで競艇やってる」なんて歌舞くもんだから、すっかり早熟サボり棋士の代名詞に。

しかしタイトル獲得から20年以上の歳月をかけ、2011年に悲願のA級棋士入りを果たしました。こりゃ、勉強してますね。

意表の手を放つことから異名は "忍者屋敷"。「切り込み隊長」(先頭打者時に打力アップ)と「高速ベースラン」(ベースランニングが速い)の忍者セットをつけました。

 

 

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郷田真隆九段

【'19順位戦】B級1組 【タイトル獲得】6期(登場18回) 将棋連盟プロフィール

将棋界きっての正統派。流行に流されず、気高く理想を追い求める姿勢は  "剛直" "格調"と評されます。なんか名前も力強いですよね。プロレスファンだし。

今は白髪の渋いおじさまですが、昔は貴公子と呼ばれファンクラブもあったそうです。しかもプロ入りわずか3年、史上初・四段でのタイトルを獲得となれば世の女性が放っておくわけがない。…と思いきやなかなか結婚せず、気づけば将棋界最後の大物独身という格調高い称号を獲得。2016年に結婚するまで、「女性にも理想を求めるのか!?」と邪推され続けました。

そんな一途な郷田さんには金特「一球入魂」(初球に打力アップ)がぴったり。

 

 

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三浦弘行九段

【'19順位戦】A級 【タイトル獲得】1期(登場5回) 将棋連盟プロフィール

時代に翻弄される強豪棋士。ニックネームは "武蔵"。

・羽生の7冠時代に終止符を打って初タイトル獲得
・コンピューター対人間の対抗戦・電王戦では大将を務め、衝撃的な敗戦
・将棋ソフト不正使用疑惑に巻き込まれる

こんなのある意味主人公じゃないですかー、やだー。友人の結婚式でひたすら詰め将棋を解く変わった方なので、どうも誤解されやすいところがありますね。ニコ動で突然、みうみうと呼んでくれ」と言ってみたり。

「ムード✖」(活躍するとチームの士気が下がる)をつける代わりに、2つの金特でバランスをとりました。信念を貫く姿は「引っ張り屋」(引っ張りで打球が伸びる)。

 

 

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久保利明九段

【'19順位戦】A級 【タイトル獲得】7期(登場14回) 将棋連盟プロフィール

僕の推し。将棋には序盤に飛車を動かさない「居飛車」と、飛車を動かす「振り飛車」があって、トッププロは圧倒的に居飛車が多数派(右利きと左利きくらい)。そんな中、振り飛車でタイトルを獲れる稀有な存在が久保さんです。芸術的な組み立てから、通り名は”捌きのアーティスト”。ちょっとかっこよすぎるでしょう。

軽快な仕掛けと、土壇場の粘りが特徴。金特「芸術的流し打ち」(打球が切れない)、「電光石火」(盗塁が上手い)、ロケットスタート(内野安打になりやすい)、「火事場の馬鹿力」(ビハインドで打力アップ)」と贔屓で4つもつけちゃいました。

そんなスピードスターな久保さんですが、ネット中継棋戦・叡王戦では開始時間を間違えて大遅刻。住まいが大阪、対局場所が東京では粘りようがなく、不戦敗となりました。

 

 

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行方尚史八段

【'19順位戦】B級1組 【タイトル獲得】0期(登場2回) 将棋連盟プロフィール

みんなに愛される酒豪"なめちゃん”。もともと目がくりっとしている上にもみあげが内巻きなので、似顔絵やAAにするとやたら可愛いです。ロック好きらしく尖ったところがあり、四段昇段時に「名人になっていい女を〇〇たい」という迷言を残しました

全能力C65にしましたが決して平凡な棋士ではなく、名人に挑戦するほどの実力者です。ただまるで酔拳のようで掴みどころがなく、僕の棋力では数値化が難しい…。

ひとまず金特「高球必打」(高めの球に打力アップ)をつけました。将棋漫画『ハチワンダイバー』に行方さんをモデルにしたキャラが出てきて、ミッシェル・ガン・エレファントの名盤『High Time』 を聴くから、というとても回りくどい理由です。

 

 

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鈴木大介九段

【'19順位戦】B級2組 【タイトル獲得】0期(登場2回) 将棋連盟プロフィール

あだ名は "大ちゃん"…なんかこのパターン多くないですか?  久保さんとともに "振り飛車御三家"と呼ばれ、タイトルにも2度挑戦しました。

強豪プロには珍しいぽっちゃり体型なので走力はG。金特「重戦車」(捕手を吹き飛ばす)、「鉄の壁」(ランナーをはね返す)をつけました。とはいえ、どちらかというと才能型の棋士で、ここぞというときの指し手は瞬発力抜群です。

あと、将棋界で5本の指に入るほど解説が面白い。笑いながら人を刺すような独特のピリ辛加減が癖になります。↓↓のAAでも有名。

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        / 大介 \
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     /    ⌒  ⌒  \  
     (       ,ノ(、_, )ヽ    )  
      \      トェェェイ   /  
       /     ヽニソ,  く

     ハハッ、ワロス

 

 

野手編の前半は以上です。
羽生さんを中心にタイトル経験豊富なメンバーが揃いましたが、現役のタイトルホルダーは0。時代の移り変わりを感じさせますね。

にしても4000文字て、、、、、、予想以上に疲れた、、、、。

我ながら大変なものに手を出してしまったものです。しかし、それも愛する将棋の魅力発信のため。歩みを止めず、あと野手編1回、投手編2回の全4回をしっかり完遂していきたいと思います。

次回はあの超新星が登場!