眠ノ記

寝言と黒歴史を丁寧に磨いてお出しします

人生で感動した勝負ベスト10

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記事編集面倒なのに、なんで「~10選!」みたいなのってやりたくなるんでしょうね。ちょっとした妄想でも頭の中でまとまったら発信したくなるのは、ブログ病みたいなものでしょうか。
今回のテーマはシンプルに、人生で感動した勝負ベスト10。理由とともにご紹介します。振り返ってみると、時代時代にまんべんなく素晴らしい出会いがありました。

 


 

 

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10位 井上尚弥 vs ノニト・ドネア(ボクシング)
2019年:WBSSワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)決勝戦

いきなりミーハー感満載なスタートですみません。
ボクシングはそこまで詳しくないですが、さすがにドネアクラスは存在を知っていました。前後左右に慌ただしくステップしながら予想外のKOを連発する、まさに伝説の人というイメージ。

この試合は、もちろん日本人の井上選手が王者の中の王者に輝いたのもあるんだけど、久々に見たボクシングのレベルの高さに驚いたのが一番ですね。大物同士はディフェンスもいいし冒険しなくなるから、ここまでクリンチなしで攻め合う試合も珍しいんですけど。


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9位 武藤敬司 vs 高田延彦(プロレス)
1995年:IWGPヘビー級選手権試合

当時僕は中学生。思春期ど真ん中の思い出として強烈に残っていますね。オレンジのパンツでキラキラしたベルトを見せびらかす武藤。対照的に、紫パンツで死地に向かうようにうつむく高田。僕は武藤を応援しながらも、なぜか高田を嫌いにはなれませんでした。

今でこそ本やら何やらを読んで、この興行に色々な大人の事情があったことを知っていますが、その辺を意識せずこの試合を見られたのは幸せだと思いますね。もちろん、体育の時間はみんなドラゴンスクリューからの4の字固めをするようになりましたよ。

 

 

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8位 日本 vs 韓国(野球)
2009年:WBCワールド・ベースボール・クラシック)決勝戦

このとき僕はニートで、ネットの偏った情報を日々吸い込んでいたこともあり、韓国に対する負の感情が強い時期でした。スポーツは正々堂々ぶつかりあう場所のはず。それなのに、神聖なマウンドに国旗を刺すなんて!サッカー日韓ワールドカップあたりから続く鬱屈した感情もあり、無駄に腹を立てていたのは確かです(発信したことはないけど)。

そこで、不調イチローの決勝打ですよ。メジャー進出から毎日のように見ていた憧れの人が、国の威信をかけた試合を決めたのですから、イキかけないはずがないでしょう。



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7位 辰吉丈一郎 vs シリモンコンナコントンパークビュー(ボクシング)
1997年:WBC世界バンタム級タイトルマッチ

とにかく辰吉さんの試合が大好きでした。僕は東京出身で、いわゆる元ヤン的な人も苦手なのに、なぜあれほど心酔していたのか、きっかけは覚えていませんが…それほど華のある選手だったということでしょう。

そんな辰吉さんが、あの伝説の薬師寺保栄以降、タイトル戦で連敗を続けていたころに組まれたのがこの試合。相手は20歳の無敗王者です。誰もが厳しい戦いになると予想する…玉砕戦法で勝利をつかみました。一説には相手の体調不良もあったらしく、まあ善行も流石に”もっている”人というか。競馬でいうとオグリキャップ最後の有馬記念に近い感動だったかもしれません。

 

 

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6位 アンディ・フグ vs マイク・ベルナルド(キックボクシング)
1996年:K-1 GRAND PRIX '96

今は亡き「青い目のサムライ」、最初で最後の優勝ですね。あの頃のK-1はファイター全員を応援するような、格闘技では希有なムードがありました。しいて言えば武蔵選手を始めとする日本人選手たちがヒールだったかな。そういう意味でもかなり珍しい時代だったといえます。

中でも愛されていたのがフグ選手。ヘビーでは一回り小さな体ながら、忍耐強いファイトスタイルで迎えた決勝の舞台は、あまりにきれいな結末でした。フィニッシュのフグ・トルネード、カウントダウンとともに手を突きあげる勝利の瞬間の一体感は美しいの一言に尽きます。

 

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5位 羽生善治 vs 渡辺明(将棋)
2017年:竜王戦七番勝負

羽生さんが前人未到永世七冠を達成した番勝負。2年前ということでまだ記憶に新しいですね。勝負の内容はそれほど印象に残っていないんですが、やっぱり達成したこと自体が凄すぎますから、パズルの最後のピースが埋まったと言いますか。将棋ファンとしては心の置き所がみつかったような晴れやかな気持ちになりました。

しかし、あれから羽生さんをタイトル戦で見ることがなくなってしまいました。すべてやりつくしたレベルの偉業で、燃え尽きない方が難しいというものですが…。「天才の中の天才の中の天才」と呼ばれた男の復活を願います。あと1つタイトルを獲れば通算100期。


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4位 アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ vs ミルコ・クロコップ総合格闘技
2003年:PRIDE GRANDPRIX 2003 決勝戦

スポーツで心動かされるものといえば、すでに挙げたような「達成」「復活」、そしてもうひとつ「逆転」が挙げられるのではないかと思います。そういう意味で、この試合は象徴的なものでした。

1R終了間際でKOもあり得るほどのハイキックを食らい、絶望感の漂うインターバル。それが2R開始直後に一瞬のスキを逃さず極めたのです。ノゲイラが咆哮した瞬間、体中の鳥肌が立ちました。6位で紹介したフグの優勝がラブコメのハッピーエンドなら、こちらは法廷ものの逆転勝訴のような気持ちよさ
(解説席で奇声を上げるなら藤原紀香より小池栄子の方がまだマシというのも地味にある)

 

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3位 日本 vs アメリカ(サッカー)
2011年:FIFA女子ワールドカップ決勝

団体の試合で最も感動した試合がこれですね。それこそキャプテン翼に出てくるような、あまりにもマンガ的で劇的なストーリーでした。女子サッカーを普段見ていないのに。たまたま見ただけなのに、いまだに見返すほど思い入れがあります。

やっぱり日本人は小さいし、フィジカルでちょっと押されてるんですよね。なんだかんだスポーツだとパワー=正義でそのまま押し切られることが多いんだけど、そんな先入観も覆してくれたというか。澤穂希アビー・ワンバックの構図が、大空翼日向小次郎に見えて仕方ありませんでした。ワンバック袖まくるし。

 

 

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2位 木村一基 vs 豊島将之(将棋)
2019年:王位戦七番勝負

こちらもつい最近の勝負。「将棋の強いおじさん」こと木村一基九段が、現在最強の若き名人に挑んだシリーズです。2005年の初挑戦からタイトルに6回挑戦、栄冠に手をかけてもことごとく失敗という”悲運の棋士”の代表格でした。将棋はスポーツに比べると風や審判の影響がないので、プレイヤーにとって負けたときの重みの種類がまた少し違うのです。

そしてそして、ついに今年、従来の記録(37歳6か月)を大きく超える46歳3か月でのタイトル獲得。 「達成」「復活」「逆転」のすべてが詰まった素晴らしい結末でした。


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…行ってきます。

 

 

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1位 羽生善治 vs 渡辺明(将棋)
2008年:竜王戦七番勝負

最後も将棋でワンツーフィニッシュ。5位と同一カードです。他の記事でも書いたことがありますが、僕が20代後半で将棋を始めるようになったきっかけがコチラ。

永世七冠にリーチを掛けた本シリーズ。羽生さんの3連勝であっさり永世七冠を達成するかと思いきや…第4戦の奇跡のような逆転劇から渡辺竜王の4連勝で防衛が決まります。そこから2017年まで、羽生さんはあと1期を追い続け苦しみ続けることに。

今回のランキングで唯一、応援していない方が勝った勝負です。目先の勝ち負けではなく、「とんでもないものに立ち会った。もっとこの世界を知りたい」と思わされる凄みがありました。羽生さんが永世七冠を達成した相手が渡辺さんというのも、また憎い。

 

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ということで以上、感動した勝負ベスト10を紹介しました。
僕はわりとスッキリしない結末が嫌なので、将棋はその辺を心配する必要がないのが評価理由として大きいですね。

他の候補は
・2015年、2019年ラグビーW杯
・2016年リオ五輪女子卓球銀メダル
・2008年北京五輪女子ソフト金メダル
・2016年女子レスリング登坂さん金メダル
など。競馬だと2010年、2011年のエ女王杯スノーフェアリー連覇が好きです。あと、アイドリングでやってた相撲企画の玉川来夢 vs 佐藤ミケーラ倭子も素晴らしかった。(なぜ女子ばっかりなんだ…)。忘れてるのがあったらまたやります!

一応著作権に関してはそれなりに気を使ってるので動画リンクなどは載せませんでしたが、どれも素晴らしい勝負です。なんとか自己責任で、それぞれの魅力に触れてみてくださいね。