眠ノ記

真面目にふざける雑記ブログ。黒歴史や趣味の話とか。

今まで抱いてきた元カノ(ギター)を語る

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過去のギターを語るのは、人間でいえば元カノ(元カレ)を語るようなものだ。
ということで、今まで抱いてきた愛の足跡をざっくばらんに語ってみようと思います。

 



 

 

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①中学時代:ストラトキャスター(ノーブランド) ※ジャンク品

初めてのギターはおばあちゃんに買ってもらいました。ギターで最もオーソドックスな「ストラトキャスター」というタイプです。

1万円そこそこの中古品とあって品質はお察し。擦り傷あり、電気をつなげばガーガー雑音あり。そう…言ってみれば幼馴染のボーイッシュなメンヘラといった雰囲気でした。肩にかけるストラップ留めは壊れていたので、ガムテープでぐるぐる巻きにして初ライブに出た思い出があります。

弾くほうも弾くほうも未熟だからこそ奏でられた音がありました。

 

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②高校時代:レスポール(エピフォン)

もともと僕がギターをやったのは、「ボーカルやりたいけど突っ立って歌うのが恥ずかしいから」という理由でした。ただ、初ライブの録音を見返したら自分の出してる音があまりに変すぎて、ちゃんと練習しようという気持ちになったのです。

そんな時に出会ったのがこの子。「レスポール」といって、ストラトキャスターに比べるとだいぶ大きな音が出せるタイプです(通称・ブラックビューティー)。くびれがあって、キラッキラしてて。いかにも大人のお姉さんという感じですね。

ただ、なんというんでしょうか。その器の大きさや豪快な音。まだ子供だったぼくの小さな手には持て余してしまった。僕が大人の男になったら――そんな風に思いつつ、2度と手にしていないギターです。

 

Fender Telecaster 2004 American Standard (Swamp Ash) Absolutely ...

③大学初期:テレキャスターフェンダーUSA)

お次は「テレキャスター」タイプ。ストラトほど繊細ではなく、レスポールほどドーン!という感じではなく。チャリチャリとかパキパキとか表現される、小気味の良いサウンドが魅力です。

たとえるなら粋な下町っ子、といったところでしょうか。僕はミッシェルガンエレファントのコピーバンドをやっていましたし、音はものすごく好みだったんですが…ストラトなんかと比べると、くびれがない分妙に重いのが難点でした。大学の時は一番練習してましたから、いちいち持ち運ぶのが大変で。

軽くデートしてる分にはいいけど隙あらばすぐ「親に挨拶を…」とか言い出す。親しみと重さを持った女の子でした。

 

 

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④大学中期:ファイヤーバード(エピフォン) ※ベース

友達が海外留学に行くというので思い出づくりに曲を作ることになり、当時失踪してしまったメンバーの代わりに僕が一時的にベースを担当することになりました。

レコーディング時はあの丸いマイク(あの金魚すくいの網を広げて縦にしたみたいなやつ)で歌えたことに妙に感激しました。無駄に腹とかヘッドホンに手を添えたりして。

ベースは専門外なので音は全く覚えてません。ただただガタイがでかかったとだけ。ワンナイトラブです。

 


Fender Vintera 60s Strat Surf Green PF - Electric Guitars from ...

⑤大学後期:ストラトキャスターバッカス

サーフグリーンのボディと褐色のローズウッド指板。コントラストが美しいチョコミントガール。最初の彼女と同じストラトタイプです。

バッカスというブランドは初心者向けのギターを作っていることで有名なんですが、この子はその上位機種のハンドメイドシリーズ。10何万しました。丁寧な造りと、なんといっても色が決め手でしたね。付き合いは10年以上と、最も長く付き合った彼女です。

別れたのは、シンプルに声が死ぬほど小さいからです。練習用にはいいけどバンドの中だと埋もれるんですよね。知的だし気遣いもできるけど、親戚付き合いが苦手で頼りない文化系女子的な。思春期には声の大きなお姉さんに気おされていたのに、人生とは皮肉なものですね。

 

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テレキャスターカスタム(フェンダーメキシコ)

長く付き合った彼女のあと、血迷って手を出してしまったのがコイツ。テレキャスターのパキッとした音も持ちつつ、スイッチを切り替えれば丸い音も出せるという触れ込みです。まあ、こういう二つの味を楽しめる、みたいなのは大体混ざり合ってうまくいかないもので…見事に失敗しました。

「私、さっぱりしてるけど実はカレシの前だと女らしくて」とか自称ツンデレなくせに、実際は普通に情緒不安定なだけだった、みたいな感じです。地雷。

 

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⑦今ここ:ジャズマスターフェンダージャパン)

ストラトキャスタータイプを少し荒々しくしたギャリっとした音を持ちつつ、レスポールほど大人でもなく。大人サブカル女子みたいな楽器、”ジャズマスター”が今カノです。

昔は「独特の世界観あって話し合わなそうだな―」と思って避けてきたけど、自分が大人になってみて、「あのキメキメな感じが逆にかっこいいな」と思えるようになったというか。僕は根がひねくれているので、大人になったいま、思春期真っただ中に入ってきたところがあるのかもしれません。あえて、ちょっと不格好なフレーズを編み出したいとおもう今日この頃です。

 

↓色違い参考



と、サラッと元カノたちの話をしてみました。さんざん知識を入れて、好みのタイプをがっちり固めて楽器屋に行くんですけどね、楽器屋を何件も歩いているうちに、よくわからない一本を手に取りたくなったり。

誰にたどり着くかはわからない。その辺は人生とおんなじような感じですね。