「えっ、こんなかわいい子がAVに!?」
そんなセリフがあります。確かに昔は、アダルトビデオといえばかなり日陰の産業という印象がありました。こんな職につく人はワケアリで、いわゆるジャケット詐欺も横行していた印象があります。
おっ名前からして広瀬すず似かな?→ロマンスの神様の広瀬じゃねーか!みたいなことがよくあったわけですね。
しかしどうでしょう、いまやアイドルをしのぐ美貌の子が珍しくない時代。八木奈々しかり、七沢みあしかり、架乃ゆらしかり。冒頭のようなフレーズは時代錯誤も甚だしいと思いませんか?
そう。そろそろ後任に決めるべきと思うのです。AがダメならB、BがだめならC!
…理屈を抜きにして、順番に見ていきましょう。
「えっ、こんなかわいい子がBVに!?」
BV=ボッテガヴェネタ。シャレオツなかばん屋さんなのて特に無理はありません。無事、就職できた、ということでしょう。がんばれ新生活。
驚き度★☆☆☆☆
「えっ、こんなかわいい子がCVに!?」
声優さんが声を当てることをいいますね。これはAVに近くて、だいぶ時代遅れの感。確かに昔は顔出しでファンが幻滅、といったこともありましたが、いまはさ声優さんもかわいいですからね〜。よっぽどグロテスクな悪役を演じるとかじゃないとギャップは感じません。
驚き度★★☆☆☆
「えっ、こんなかわいい子がDVに!?」
人間にしろ動物にしろ(例:コアラ)かわいいの方が保護されるのは世の定めですから、傷つけられることにそれなりに意外性は生まれます。特に、かよわいお子さんが被害に遭えばこのフレーズはしっくりきすぎなくらい。ただ、人としてそんなこと考えたくもないので今回の賞からは除外とします。
驚き度★★★★★(ただし除外)
「えっ、こんなかわいい子がEVに!?」
電気自動車ね。そんな声を張るほどではないと思いますが‥‥なかなか渋いね。とは思うかも。
驚き度★★☆☆☆
「えっ、こんなかわいい子がFVに!?」
ファーストビュー。広告とかで一番最初に飛び込んでくる絵ね。だいたいどんな媒体でもかわいい子を持ってくるはずなので驚きなし。老舗の寿司屋のホームページで大将がむっちゃベビーフェイス、とかかなら多少はピクッとするかも。
驚き度★☆☆☆☆
「えっ、こんなかわいい子がGVに!?」
ギガボルト。感電ということでしょうか。かわいい子が理系に進むなりなんなりして電線触ることは稀でしょうから、わからんでもないですが、そもそも日本語としての違和感がすごいです。
驚き度★★★☆☆
「えっ、こんなかわいい子がHVに!?」
電気自動車と同文、で片付けて良い気がしますが、ハイブリッド車のほうが若干意外性がありますね。ハイブリッドなんて響きにワクワクするのは本来男の子のやることでしょう。
驚き度★★☆☆☆
「えっ、こんなかわいい子がIVに!?」
そんな言葉あるのかと思ったら、静脈注射(Intravenous Injection)がありました。いよいよ耳馴染みがないのでピンとこないし、かわいさとの相関性が皆無。点滴とかもIVらしいので
色々弱いです。
驚き度★☆☆☆☆
「えっ、こんなかわいい子がJVに!?」
JV(joint venture、ジョイントベンチャー)とは、建設業における共同企業体である。 資金力・技術力・労働力などから見て、一企業では請け負うことができない大規模な工事・事業を複数の企業が協力して請け負う事業組織体を指す。
‥‥相変わらず意味不明な略語が続いてますが、まあこれは意味を知ればそこそこギャップありますね。
かわいい子がこんな謎の組織に属するなんて。
驚き度★★★★☆
「えっ、こんなかわいい子がKVに!?」
ギガボルトに続きキロボルト。そうですね、かわいい子はピリッとキロボルトくらいがいいんですよ。優しい世界。そのかわり驚きは半減です。
驚き度★☆☆☆☆
「えっ、こんなかわいい子がLVに!?」
ルイ・ヴィトン。これはBVの項と全く同じですね。いまや見慣れた光景ながら、ドンキホーテとかで「こんなヤンキー(と横のパッサパサのギャル)がLVを!?」とはしょっちゅう思います。
驚き度★☆☆☆☆
「えっ、こんなかわいい子がMVに!?」
そりゃそうだろうという。あるあるすぎてなんの感慨もありません。水中、それは苦しいのMVとかならまだ分かるかも。
ちなみに僕は平井堅の『瞳を閉じて』に出てる奥田恵梨華さんが好きでした。
驚き度★☆☆☆☆
「えっ、こんなかわいい子がNVに!?」
日産自動車が北米で製造・販売する貨物及び乗用のフルサイズバン
なかなかごつくていいですね。女子1人で買ったとしたら大したものだし、車シリーズでは驚きは一番かも。
驚き度★★★☆☆
「えっ、こんなかわいい子がOVに!?」
こんな言葉あるのか…?と思ったら、新潟にフレンチレストランがあるそうです。
雪国美人はたくさんいますから、何の不思議もありません。
是非お近くの皆様は足を運んでみてください。
驚き度★☆☆☆☆
「えっ、こんなかわいい子がPVに!?」
MVと同文。山下達郎の『Dreamin girl』に抜擢されたさとう珠緒は鮮烈にかわいかった。
驚き度★☆☆☆☆
「えっ、こんなかわいい子がQVに!?」
もう家電祭りになって参りまして。パナソニックのコンパクトなパソコンであるそうです。QVに?興味があるんですか!?という。そりゃ、ある人も全然いるでしょうよ。
驚き度★☆☆☆☆
「えっ、こんなかわいい子がRVに!?」
RVとは「Recreational Vehicle =休暇を楽しむための車」という意味らしいです。僕が千鳥ノブなら、もう車はええ!と叫びたい気分。まあ、NVとかに比べたら屁でもないので×。RVRでもだめ。
驚き度★☆☆☆☆
「えっ、こんなかわいい子がSVに!?」
いいですね!コールセンターか何かでしょうか。すごく好きです。
「女上司」だと美形を想像させる向きもありますが。SVという堅苦しい横文字の業務感が、見事に色気を取り去っています。せっかく働くなら、テンションあがったほうがいいよねー。(でも日雇いだと寂しくなりそう)
驚き度★★★★★
「えっ、こんなかわいい子がTVに!?」
これだけVを続けられるとティーブイと呼んでしまうかもしれないけど、テレビね。極めて普通。恥ずかしいくらい。
驚き度★☆☆☆☆
「えっ、こんなかわいい子がUVに!?」
こんがり焼けたのもいいけど、現代的感覚からすると、無用心すぎるとちょっと心配の声が漏れるかもしれませんね。せっかくの美白肌が!みたいな。
驚き度★★☆☆☆
「えっ、こんなかわいい子がVVに!?」
ヴィレヴァン。あんまかわいい子いるイメージないけど、いても普通。
驚き度★☆☆☆☆
「えっ、こんなかわいい子がWVに!?」
カントリーロードでお馴染み、アメリカはウェストバージニア州。まあ一つの州ですから普通にかわいい子はいる‥‥と思ってウィキで色々調べたら、びっくりするくらい該当者がいない!(女優なりタレントなり)全然知らんけど、しいていえばジェニファー・ガーナーさんくらいでした。
ということで、意外と驚くべきことだったみたいです。
驚き度★★★☆☆
「えっ、こんなかわいい子がXVに!?」
要するにスバルね。子育てにもピッタリの車ということで驚く要素無し。若奥さんを指しても良し、かわいい子供たちを指しても良し。
驚き度★☆☆☆☆
「えっ、こんなかわいい子がYVに!?」
ヤマハの鉄琴ですね。これもYVと呼んでる人は皆無でしょうせど…。
うーんどうかな。そもそも鉄筋に女子のイメージがありますし、こんなガチムチ男がYVに!?とかのほうがしっくりくると思います。
驚き度★☆☆☆☆
「えっ、こんなかわいい子がZVに!?」
最後も電化製品!ソニーのデジカメ!もうどうでもいい!
驚き度★☆☆☆☆
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以上でございます、
シュールな悪ふざけ失礼つかまつりました。最後は型番祭りで企画倒れ感が否めないものの、なんとか完走いたしました。
で、個人的もっとも価値あるV(MVV)は
「えっ、こんなかわいい子がSVに?」
に決定!
みなさんもコールセンターかどこかにお勤めの際はぜひ声に出してみてくださいね。